2019年12月自己注射によるアンタゴニスト法の卵巣刺激を経て、遂に採卵日当日を迎えました。
採卵当日の流れは?
痛みは?時間はどうなのかな??
麻酔ってどう行われるんだろう?
心配だな・・・
今回は浅田レディースクリニックの体外受精(顕微授精)、採卵日当日の流れや所要時間、麻酔や痛みなど私が実際に体験した内容を詳しく解説していきます!
自己紹介
こんにちは、みみほこです!
愛知県・名古屋市在住、28歳(2021年1月現在)の専業主婦です。
不妊治療歴約1年6ヶ月、現在も治療真っ只中
この記事は約1年前の27歳の時、浅田レディースクリニックで行った体外受精、採卵日当日について当時を振り返って書いていきます。
以前ある手術の静脈麻酔した時効き悪くて起きちゃったし、心配だな。
痛くないといいけど・・・
浅田レディースクリニックの体外受精(顕微授精)の特徴
- 卵細胞質内精子注入式(浅田式ICSI)
- 高い胚培養技術力
- 全胚凍結(FREEZE ALL)
- 年齢とAMH値から判断する個別化した卵巣刺激
浅田レディースクリニックでは、患者の年齢やAMH値(卵巣予備能)により判断され体外受精(顕微授精)が行われます。
採卵の卵巣刺激方法はアンタゴニスト法やショート法、クロミフェン採卵(簡易刺激法)から、凍結受精卵(融解胚)の移植方法はホルモン補充周期で行われていきます。
個人差があると思いますので、一つの例として参考にしてください。
採卵周期について
浅田レディースクリニックではまず採卵前に約1ヶ月の採卵前準備周期が設けられます。
その後、約1ヶ月かけて卵胞を育て採卵をしていきます。
私の場合は高刺激のアンタゴニスト法を採用して採卵を行うことになりましたので、連日注射をし卵胞を育てます。
浅田レディースクリニックには約1年通院しましたが、この1ヶ月が最も頻繁に通院した周期になりました。
採卵日当日までの採卵周期についてはこちら!
採卵日前々日の採卵前トリガー【超重要】
採卵日当日を迎えるのにあたって重要なステップがあります。
それが「採卵前トリガー」です。
トリガーとは名前の通り「引き金」という意味です。
卵を成熟させるきっかけとして薬剤を投与しその36時間に採卵することで、成熟した卵子を採卵することができます。
今回私の採卵でトリガーとして使用したのは「リュークリン」です。
- 12月14日(D19)23時 リュークリン自己注射
排卵抑制剤の「ジクロフェナクNa除放カプセル」服薬
- 12月15日(D20)採卵の感染予防の抗生剤服薬と整腸剤服薬
排卵抑制剤の「ジクロフェナクNa除放カプセル」服薬
- 12月16日(D21)採卵日
早朝:排卵抑制剤の「ジクロフェナクNa除放カプセル」服薬
「絶対に忘れないように!」と看護師さんからも念を押されました。
忘れずにきちんと打ててひと安心!
採卵日当日の流れ【採卵レポ】
待ちに待った採卵日当日!
静脈麻酔で不安もあったのでこの日は主人も休みを取り、夫婦で向かいます。
当日の注意事項
- 午前7時から絶飲食
- 化粧やマニキュア、コンタクト禁止
- 自動車や自転車の運転禁止
受付(10:30)
来院時間は11時30分と指定されていましたが、採精室の利用希望していたので余裕を持って1時間前に来院し受付をします。
他に利用者がいる場合待ち時間があるので注意が必要です。
「採卵日当日の流れ」について看護師さんから説明があった時に、念の為採精室を利用したいということは伝えております。
院内採精
他の利用者がいなかった為すぐに案内され、しばし主人とお別れ。
「男性不妊」と診断されてから少しでも良い状態のまま提出したいという僕の意向でほとんど院内採精を希望しています。
この日までに主人が行ってきたことについてはこちら!
着替え(11:30)
時間になったので、更衣室に移動します。
下着を外し、持参した着替え(袖口が広く、お尻が隠れる丈の部屋着・ワンピース)に着替えます。
靴下は許可されていたので冷え対策で履いていました。
休養室で待機(11:40)
着替えを済まし、指定されたベッドで順番が来るまで待機です。
ベッドには下記のものを持っていきます。
- 夜用ナプキンを付けたショーツ
- 飲料水500ml2本(お茶とポカリスエット)
- 軽食(ウィダーインゼリーとお菓子)
- 精液
- ハンカチ
- PHS(病院から渡されます)
- ネームプレートとロッカーの鍵
持ち込んだ小説とスマホで時間を潰していると12時に一度看護師さんがみえました。
「今日の体調」や「トリガーの注射は時間通りに打ったのか」を確認し、精液を回収。
その時、待ち時間が相当あるということを伝えられました。
前回の説明で当日は採卵予定の人数が多く、私は後半のグループだろうと聞いていたので長時間待機を覚悟していましたが・・・やはり。
院外で時間を潰している主人とラインをしたり、昼寝をしてただ時間を過ぎるのを待ちます。
13時15分頃看護師さんがみえて、20分後くらいにオペ室に移動になるのでトイレを済ましておくよう伝えられます。
オペ室へ移動・採卵(13:30)
看護師さんに案内されオペ室へ
手術台で移ったとことに、指先に心拍計や点滴を付けられあっという間に準備万端!
「麻酔をかけるよー」と声を掛けられ、気付いたら寝ていました。
採卵も無事終わり、ストレッチャーで休養室へ移動しベッドへ移る時に声を掛けられ起きてしまいました。
大体の方はまだ朦朧としているか、眠っているらしいのですが、やはり私は効きが悪いのか麻酔から覚めてしまい、痛すぎて号泣・・・
休養室で回復待ち
ストレッチャーの移動からどれくらい時間が経ったのか、痛すぎてナースコール
看護師さんが付きっきりで背中を擦ってもらい、「無理にでも水分を取ろう」と言われお茶を一口。
痛くて痛くてずっと泣いていました・・・
一度横になるよう言われて、痛みに耐えます。
また様子を見に来ると言われ天使の看護師さんとお別れ。
私の場合回復まですごく時間がかかったので時系列で説明します!
- 15:10「無事終わった」と主人にLINE
- 15:30詰めていたガーゼを取って少し痛みが減る
- 15:45痛くて座ることが出来ず横になったまま軽食を取る
- 16:00看護師さんが様子見、トイレへ行けるなら行こうと言われトイレへ
- 16:15看護師さんが再度様子見、痛みが引くまで帰れないと言われる
- 16:30痛みが引いたので更衣室へ
痛くて痛くて本当に辛かったよ・・・
あんなに痛くて泣いたのは久しぶり
「痛いよー」って何度も送られてきて本当に心配だった!
とりあえず痛みが引いて立てるようになってよかった。
着替え(16:30)
無事着替えを済ませて、待合室へ
採卵が終わったら連絡すると伝えていた母親があまりに連絡が遅くて心配になって病院まで来ていました(笑)
結果と今後の説明(16:45)
コーディネーターさんに呼ばれ、本日の採卵結果が伝えられます。
結果は33個でした!
とりあえず沢山とれたようで、夫婦でひと安心。
詳しい受精結果については明日メールで送るとのことでした。
あとは採卵後の内服薬や症状についての説明、もし救急に罹るようなことがあれば外来担当者に渡す紙を受け取りました。
会計(17:10)【費用大公開】
気になる費用ですが・・・
¥186,209
※ここには顕微授精代や凍結料などは含まれておりません。
採卵当日に支払った合計金額です。
内訳はこちら
項目(自費) | 金額 |
---|---|
プレマリン | ¥672 |
ノアルテン | ¥1,400 |
カベルゴリン | ¥275 |
バファリン配合錠 | ¥126 |
レトロゾール | ¥5,404 |
ジクロフェナクナトリウム坐剤 | ¥26 |
IVF採卵術 | ¥66,000 |
IVF静脈麻酔 | ¥22,000 |
IVF培養基本料 | ¥88,000 |
自費再診料 | ¥1,426 |
処方料 | ¥880 |
後日採卵開始から凍結までにかかった費用はまたまとめます!
所要時間
受付をしてから会計が終わるまで約6時間30分かかりました。
この日の採卵患者さんが多く私の順番が最後の方であったことや私の回復まで時間が掛かったということもあり、ほぼ1日がけで行われました。
SNSやブログで報告していた他の方々より随分時間がかかっていたよ。
正直ここまで時間が経っていることに驚き!
付添者は待合で待つしかないから、様子が分からず心配だったけど
とりあえず無事終わったことにホッとしています。
採卵後の流れ【生理はいつ?】
採卵後の流れとしては、採卵当日からOHSS予防の為カベルゴリン(1日分)とレトロゾール(7日分)、バファリン配合錠(14日分)を服薬。
他ホルモンバランスを整えるためプレマリンとノアルテンを14日間服薬すると、その3日後に生理が来て移植周期にうつっていくとのことでした。
また念の為採卵当日から5日目に卵巣の腫れがないか診察に来るよう言われました。
まとめ【麻酔をしても採卵の痛みは個人差がある】
正直麻酔をするからそこまで痛みはないと思っていました。
結果は激痛。
もう2度と経験したくないと思うほど、痛かったです。
これから浅田レディースクリニックで採卵を控えている方にとっては、脅すような内容になってしまいましたが私が調べている中ではここまで回復までに時間が掛かっている方を見つけることは出来なかったので「みみほこが稀」ということだけは強くお伝えしたいです。
私は最後の方で、周りの人が戻って来る様子も聞こえていたのですがナースコールをしている方も「痛い」と騒いでいる方もいなかったですので、「これくらい痛む人もいる」と頭の片隅くらいに留めておいてください。
前述した通り私は静脈麻酔が効きづらい体質で痛みを感じやすいタイプなので、そこまで怯えなくて大丈夫です!
皆さんが痛みが少なく、良い結果が得られることを祈っています。