こんにちは、みみほこです!
友達の妊娠・出産報告、喜びたいのに手放しに喜べない自分にいつも苦しめられてきました。
きっと、ここにたどり着いたあなたもそんな自分が許せなくて苦しんでいるのだろうと思います。

おめでたいことなのに、友達の出産報告が喜べない・・・久しぶりに会ったら妊娠報告されそうで会うのが怖い。そんな小さい自分に嫌気が差す。辛い・・・
この記事を書いている私は妊活歴2年、その内約1年半人工授精や体外・顕微受精などの不妊治療をしています。
本記事では、長い闘病生活を送ってきた母から学んだ自分の気持ちの乗り越え方、不妊治療患者の私が苦しんできた「妊娠出産をした友人との付き合い方」について大切なこと3つお伝えしていきます!
- 喜ばなくていい
- 無理して会わなくていい
- 手紙を書こう
自分に無理をしていませんか?【私が気付いたキッカケ】
友人や同僚の妊娠・出産報告にいつも苦しめられてきました。
その報告が苦しいのではなくて、
「おめでとう!」と心から喜んであげられない自分の醜さに、
少しでも不幸を望んでしまった自分の心の汚さに、情けなくていつも落ち込んでいました。
「そんなことを思ったらいけない」、「私はそんな醜い人間じゃない」、
「人の幸せを祝福できないから私の元に赤ちゃんはやってこないのだ」
と苦しみ、自分の心に蓋をして、周りからみっともない人間だと思われたくなくて主人にもそんな気持ちを言えないでいました。
「妬んでしまうのは当たり前じゃない?」という母の言葉
そんな時、ふと私が「人の妊娠を喜べない人間になんかなりたくない」と母に漏らした時でした。
母から
「喜べるなんてあなた凄いのね、私には無理。」
「羨んでそう思ってしまうのは当たり前でしょ?」
・・・正直言われた時は、衝撃でした。
実は私の母、何年も難病と闘っており、入退院を繰り返してきた過去があります。
私よりずっと「なんで私なの?」という気持ちに向き合ってきた母から出たその言葉はとても重みがありました。
「大変ね、頑張って」という労いも、
「可哀想に」という同情も、
「そう言うあなたは元気だからいいじゃない」と思えて仕方なかったと話していました。
それを聞いて「あー別に無理して喜ばなくていいんだ・・・」と思ったらとても気持ちが楽になりました。
妊活中は喜べなくてもいいんです
あなたも私と同じで無理をしていませんか?
つらい妊活や不妊治療、それ以上につらい思いをする必要はありません。
喜べなくたっていいんです。
喜べない自分を認めてしまいましょう。
無理して会わなくていいんです
「せっかく誘ってくれているから行かないと」と思っていませんか?
友達の妊娠や子育てのこと、聞きたくないのなら無理に会うことはありません。
無理して会うくらいなら、会わなくていいんです。
手紙を書こう【自己満足でいい】
私は自分の気持ちを認めて、喜べないうちは会わない!と決めました。
ただ、大切でかけがえのない友人たちをある日パッタリ連絡を取らなくなって距離を置くには、今までの思い出がありすぎて私には出来ませんでした。
だから、手紙を書きました。
直接会って、又は電話やLINEでその気持を話しても良かったのですが、相手は何も悪くないのに返答によっては「許せない」となってしまうのが怖かったから、一方的に届く手紙を選びました。
手紙の内容はこちら(元々不妊治療については話てはいたのですが、同情されたくなくてそこまで深刻には話していませんでした。)
- 今不妊治療をしていて実は妊娠すること自体が私たちには難しいこと
- 本当に心から「おめでとう!」と思っていること
- ただ今はみんなのことが羨ましくて、自分には叶えられなくて、妬んでしまいそうなこと
- そんな自分が許せないこと
- 今は連絡をとったり、会うことが難しいこと
- 結果は分からないけど、いつか自分から会いに行くからそれまで待っていてほしいこと
そんなことを伝えました。
これは自己満足なのだと思います。
これが届いた友人だって、妊娠したばかり、出産したばかりで私のこんな身勝手な手紙で悩みのタネが増えてしまうのは申し訳ないとも思いました。
それでも、私は送ることを決めました。
もし、あなたが酷く悩んで苦しんでいるのであれば
学生の頃のように、自分の正直な気持ちを友達に届けてみてください。
まとめ【大切な友達はきっと疎遠にはならない】
正直、周囲の人からしたら、「これだから不妊様は」と思われているのかもしれません。
自分勝手だと思われるのかもしれません。
それでも、私は送ることを選びました。
私自身、送ったことに後悔はありません。
毎日悩んでいた苦しみから開放されて、見れなかったSNSや聞きたくなかった子供の話を平常心で聞けるくらいまで回復しました。
時々辛くなってしまうことはもちろんあるけど、自分の中で区切りがついて前向きになれたことは確かです。
後日談ですが、実は返事は要らないと記した手紙からあの後一通のハガキが届きました。
内容は私たちの笑っている写真と「明日でもいい、1年後でも100年後でもいい、また旅行へ行こう!」の一言が添えられていました。
友達だから分かりますが、きっと彼女も相当悩んだと思います。
だから、その気持も含めこの手紙は本当に嬉しかったです。
これは私の場合ですが、あなたが悩んでいるその大切な友人について、同じくらいその友人もあなたのことを大切に思っていると思います。
女性の友情は、結婚や妊娠、出産、子育て、そのライフステージによって付き合い方が変わっていきます。
今の現状だけに囚われないでください。
今一緒に笑い合えないのであれば、一度立ち止まって気持ちを整理しましょう。
きっとあなたの友人は待ってくれています。
そしてまた昔のように笑い会える日がやってきます。
培ってきた関係は無くならないですし、本当に大切に思っているのであれば、何年経とうが【疎遠】になることはない。と私は思っています。