結婚や妊活を期に考えるブライダルチェック、調べると高額なのが分かってきます。
ブライダルチェックって思った以上に高い!でも必要なことだから仕方ないよね・・・?でも、もっと安く受ける方法ってあるのかな?
今回はこういった疑問にお答えします!
この記事を書いている私は妊活歴2年、その内約1年半人工授精や体外・顕微受精などの不妊治療をしています。
この記事ではブライダルチェック費用を抑えるポイント【検査先を分ける】ことについてお話していきます。
私の住んでいる愛知、名古屋をベースに徹底比較解説していきますが、その他都道府県の方でも対応できるお話もありますので是非ご参考にしてください。
ブライダルチェックとは
まず、ブライダルチェックとは結婚や妊娠を考えている女性が受ける婦人科健診のことです。
近年は晩婚化が進み、不妊の心配からか結婚前や結婚後に妊娠・出産に妨げになる病気や感染症は無いのか調べる方が増えてきました。
検査項目としては、超音波検査、性感染症検査、抗体検査、がん検診などが一般的です。
ブライダルチェックの費用は高額?
ブライダルチェックを実施しているクリニックは、一般的な婦人科検査から不妊の専門的な検査などをセットにして、分かりやすく簡単に受けられるようメニューを設定していることがあります。
費用ですがブライダルチェックは自費診療のため大体2~5万円くらい、保険適用外の支払いになる病院が多いです。
検査先を分けて安く受ける!
- 自治体で補助を受ける
- 勤務先の健康診断で受ける
- 最寄りの婦人科で受ける
この高額なブライダルチェックを出来るだけ安く受ける方法があります。
それは各検査の検査先を分けることです。
検査項目によっては、各自治体で無料又は補助を受けることができます。
それを併用して検査を受けることで、費用をグッと抑えることができるのです。
他検査項目も、お勤め先によっては会社負担で受けられることもありますので確認が必要です。
ただ検査によっては、婦人科病院や不妊専門クリニックの自費診療で受けるべき検査項目もあります。
今回例としていくつかの病院で【ブライダルチェック3万円コース】として設定してあった検査項目、17項目を分類してお話していきます。
- 経腟超音波検査
- 子宮頸がん検査
- 血液一般検査(貧血、肝機能、腎機能、脂質、代謝)
- B型肝炎、C型肝炎ウイルス検査
- 性感染症検査(梅毒、HIV、クラミジア)
- 風疹抗体検査
- おりもの検査(トリコモナス、淋菌、トリコモナス、カンジダ)
①自治体で補助を受ける
検査をお考えの際は必ずお住まいの自治体でご確認ください。
今回は私が住んでいる【名古屋】をベースに話をしていきます。
子宮頸がん検査
名古屋市では、年齢が20歳、25歳、30歳、35歳、40歳の方へ子宮がん検診無料クーポン券を配布しております。
対象の年齢であれば各協力機関で無料で受診できます。
また対象年齢外であっても自己負担500円で受けられますので、安心です。
B型肝炎・C型肝炎ウイルス検査
過去に一度もC型・B型肝炎ウイルスの検査を受けたことがない名古屋市内にお住まいの方は協力医療機関で無料受けられます。
過去に受けたことがあっても条件に当てはまる方であれば再度検査を受けられますので、条件をご確認ください。
性感染症検査
名古屋市では、HIV・梅毒・性器クラミジア検査を無料、匿名、予約不要で実施しています。
ただ検査結果の証明書が発行されません。
不妊治療を始める際証明を求められることがありますが、その時証明できるものが無いと再度そのクリニックで受けることを勧められるかもしれません。
風しん抗体検査
名古屋市に住民登録のある、妊娠を希望する女性であれば指定医療機関で無料で検査を受けることができます。
嬉しいことに、その女性のパートナーも一緒に受けることができます。
②勤務先の健康診断で受ける
血液一般検査
もし会社などで定期的に健康診断や人間ドッグを受けているのであれば、
ブライダルチェックで盛り込まれている血液一般検査の貧血、肝機能、腎機能、脂質、代謝はその検査に含まれている可能性があります。
含まれていない場合は治療目的で無い限り保険適用外になりますが、婦人科病院に関わらずご自身の通いやすい病院で受けられます。
費用が気になるようであれば、安い健康診断を探してみるのも良いかもしれません。
③最寄りの婦人科で受ける
経腟超音波検査
任意の検査であるため、基本的には自費診療となります。
費用は大体2,000~4,000円くらいです。
もし月経不順や生理痛、月経前症候群など、なんらかの症状を抱えて受診した場合は、診察の中で受けることがあります。
そして、その診察内容によっては治療となり、保険が使えることがあります。
この検査は結婚・妊娠の予定が無くても、予防を含め定期的に行うことをおすすめします。
おりもの検査
このおりもの検査の淋菌、トリコモナス、カンジダは症状がない限り自費診療の検査になります。
ただカンジタは不妊症には関係ないと言われており、免疫力低下などの原因で頻繁に起こりうる病気ですので、症状がない限りは受けなくてもよい検査かもしれません。
【多忙な人限定】性病検査キットを使う
前述した【検査を分けて費用を抑える方法】は、共働きの夫婦であれば平日は休めずブライダルチェックの時間が取れなくて難しいという方もいらっしゃると思います。
そんな方にオススメなのは、【性病検査キット】を使うことです。
怪しく感じてしまうかもしれませんが、市から認定を受けている、又はクリニックが販売している検査キットですので病院と同じような検査が自宅で問題なく行なえます。
検査項目にもよりますが、専門病院の【ブライダルチェックコース】に比べると大体2,000~3,000円程度費用を抑えることが可能です。
この検査キットでは受けられない項目もありますので注意が必要です。
こちらからチェック!
まとめ【検査費用を徹底比較】
検査方法 | 検査項目 | 検査先 | 費用 |
---|---|---|---|
超音波 | 経腟超音波検査 | 婦人科病院 | 2,000~4,000円(自費診療の場合) |
細胞接種 | 子宮頸がん検査 | 名古屋市 | 500円(対象年齢によっては無料) |
血液検査 | 貧血 | 勤務先 | 健康診断 |
肝機能 | |||
腎機能 | |||
脂質 | |||
代謝 | |||
B型肝炎 | 名古屋市 | 無料 | |
C型肝炎 | |||
梅毒 | |||
HIV | |||
風疹抗体 | |||
おりもの検査 | クラミジア | ||
淋菌 | 婦人科病院 | 2,000~6,000円(自費診療の場合) | |
トリコモナス | |||
カンジダ |
いくつかの病院でこういった約17項目の【ブライダルチェック】が大体3万円くらいで設定されていました。
もし前述のような検査先を分け検査を受けたのであれば、
費用は大体1万円以内、高くても2万円
までに抑えることができます。(初診料など要確認)
この【検査先を分けることが費用を抑えるポイント】は各自治体によって補助の条件など変わってきますので、ご自身で確認していただかなければいけません。
また検査結果も当日ではなく、1週間後に再度行くとなるとさらに時間と労力を費やされる可能性もあります。
【ブライダルチェックコース】は一見高額ですが、この煩わしさを考えると同じ場所で一括で短時間に受けられるとなるとコスパは良いのかもしれません。
「出来るだけ自分で動いてとにかく安く抑えたいのか」、
「お金はかかっても簡単に短時間で済ませたいのか」
どちらが自分に合っているのか、ご自身のお金と時間と労力を考慮し決定するのがよいでしょう。