男性不妊改善法１０選徹底検証！効果があったのはコレ【精液結果一覧公開】

こんにちは、みみほこです！

我が家は精子無力症の男性不妊です。

少しでも良い結果を出したいと主人と色々なことを試してきました。

今回はこういった疑問にお答えします。

この記事を書いている私は妊活歴２年、その内約１年半人工授精や体外・顕微受精などの不妊治療をしています。

本記事では男性不妊の主人が試してきた１０のこと、１番効果を感じられた改善法を計７回行った精液検査結果を元に解説していきます！

精液検査結果一覧大公開！

私たち夫婦が不妊治療を始めて約１年半、主人は精液検査を計７回行ってきました。

	WHO下限値	4/3	7/19	8/17	9/14	10/9	10/21	12/16
目的	–	検査	AIH	AIH	AIH	検査	AIH	採卵
精液量	1.5	1.2	1.2	1.2	1.2	1.5	2.4	1.9
運動精子濃度	–	1,000	1,700	400	600	400	1,400	700
精子濃度	1,500	5,100	4,700	2,100	4,100	4,400	3,500	3,800
運動率	40.0%	20.3%	35.9%	19.5%	16.3%	9.1%	40.0%	18.4%
運動精子総数	3,900	1,240	2,020	490	800	600	3,360	1,330
順位		4	2	7	5	6	1	3

※スマホで見にくい場合は横にして御覧ください。

ご覧通り精液所見は運動率が低く、前進運動する精子が少ない【精子無力症】の男性不妊です。

４月１３日に初めて診断されてから、少しでも改善しようとあらゆることを試してきました。

次の章からはどのような改善法を取り入れ始め、所見に改善は見られたのか、精液検査の結果を軸に時系列で解説していきます。

精子無力症とは、活発に前進することができる精子がとても少ない状態のことを指します。具体的には「動いている精子が40％未満」、もしくは「活発な前進運動をしている精子が25％未満」の場合と定義されています。すべての精子が動いておらず、精子が生きているのかどうか見ただけでは確認できない状態のことを「精子不動症（せいしふどうしょう）」と呼ばれます。これらの症状は、精子の“量の問題”ではなく“質の問題”と言えるでしょう。

いまもと泌尿器科クリニック「男性不妊症」

男性不妊改善法１０選【実際に試してみた】

現在の医療では所見が悪いと判断された場合、大きく改善するような治療法は証明されていません。

※精索静脈瘤などの手術を除く

ただ巷では男性不妊の「精子力が改善する」といわれている生活習慣などがあります。

その改善法と呼ばれているものはこちら

これらの改善方法を実際に全て試していき所見に何か変化が見られたのか徹底検証していきます。

禁煙

まずは不妊治療を始めて初めての検査、精液所見をみてみましょう。

	WHO下限値	4/13
目的	–	精液検査
精液量(ml)	1.5	1.2
運動精子濃度	–	1,000
精子濃度	1,500	5,100
運動率	40.0%	20.3%
運動精子総数	3,900	1,240
前周期からの追加事項	–	禁煙

主人は非喫煙者なので、禁煙は必要ありませんでした。

ただＷＨＯの基準下限値からみても運動率が低く、運動精子総数が少ないことが分かります。

そんな主人の初めての精液検査の様子についてはこちら

減酒・規則正しい生活・自転車と長風呂を控える

初めての精液検査から「男性不妊」ということが分かり、男性不妊を改善する方法「飲酒はたしなむ程度」、「規則正しい生活」、「適度な運動（肥満✕）」、「自転車に乗りすぎない」、「長風呂やサウナを控える」を実施していきます。

先生からの「１回目の検査はそこまで気にしなくていい」という言葉を過信していたのでそこまで気合を入れて実行してはいなかったですが、気をつけるよう努力していました。

タイミング法を３ヶ月行った後、人工授精で２回目の精液検査を行いました。

結果はこちら

	WHO基準下限値	4/13	7/19
目的	–	精液検査	人工授精
精液量(ml)	1.5	1.2	1.2
運動精子濃度	–	1,000	1,700
精子濃度	1,500	5,100	4,700
運動率	40.0%	20.3%	35.9%
運動精子総数	3,900	1,240	2,020
前周期からの追加事項	–	禁煙	減酒･規則正しい生活･運動･自転車△･長風呂✕

生活習慣を改めたことが良かったのか、少し改善が見られました。

サプリ服用・ＡＧＡ治療薬服用中止

次に男性不妊の改善に効果が期待できるサプリを導入していきます。

また、遺伝的に気にしているＡＧＡ（男性型脱毛症）で飲み続けていた治療薬の服薬を中止します。

これに関しては、飲んでいることをこの時まで病院へ伝えておらず飲んでいることを話した時は怒られました・・・

結果はこちら

	WHO下限値	4/13	7/19	8/17
目的		精液検査	人工授精	人工授精
精液量(ml)	1.5	1.2	1.2	1.2
運動精子濃度		1,000	1,700	400
精子濃度	1,500	5,100	4,700	2,100
運動率	40.0%	20.3%	35.9%	19.5%
運動精子総数	3,900	1,240	2,020	490
順位		4番	2番	7番
前周期からの追加事項		禁煙	減酒･規則正しい生活･運動･自転車△･長風呂✕	サプリ･AGA薬✕

なんと結果は過去最低を叩き出してしまいました・・・

規則正しい生活などの生活習慣はもしかするとあまり関係なかったのかもしれません。

サプリやＡＧＡ薬の服用中止に関してですが、内服薬による体質改善は約３ヶ月かかると言われているので今日から３ヶ月後の結果に期待です。

主人が男性不妊改善を目指し服用を始めたサプリについてはこちら

鍼灸院通院開始

ここに来て改善どころか「過去最低」を叩き出したことに焦りを感じ、東洋医学へ手を出し始めます。

始めたのは【鍼灸】

不妊専門の鍼灸院ではなくどこにでもある街の鍼灸院を訪ね、状況を伝え男性不妊に効く治療を重点的に行なってもらいました。

結果はこちら

	WHO下限値	4/13	7/19	8/17	9/14
目的	–	精液検査	人工授精	人工授精	人工授精
精液量(ml)	1.5	1.2	1.2	1.2	1.2
運動精子濃度	–	1,000	1,700	400	600
精子濃度	1,500	5,100	4,700	2,100	4,100
運動率	40.0%	20.3%	35.9%	19.5%	16.3%
運動精子総数	3,900	1,240	2,020	490	800
順位	–	4番	2番	7番	5番
前周期からの追加事項	–	禁煙	減酒･規則正しい生活･運動･自転車△･長風呂✕	サプリ･AGA薬✕	鍼灸院

鍼灸院さんの指示で週２回以上、約１ヶ月間通院しましたが大きな改善は見られず、前回より少し良くなった程度で、主人にとってはあまり大きな効果が得られるものではありませんでした。

ただ通院し続けることで徐々に効果を感じられるだろうということでしたので継続です。

トランクス

正直できることが無くなってきたこともあり、絶大な効果があるとは思えないが藁にもすがる思いで今までボクサーパンツだったものを全てトランクスに変更してみました。

ちなみに購入したものは「グンゼ」の綿１００％のトランクス

結果についてはこちら

	WHO 下限値	4/13	7/19	8/17	9/14	10/9
目的	–	精液検査	人工授精	人工授精	人工授精	精液検査
精液量(ml)	1.5	1.2	1.2	1.2	1.2	1.5
運動精子濃度	–	1,000	1,700	400	600	400
精子濃度	1,500	5,100	4,700	2,100	4,100	4,400
運動率	40.0%	20.3%	35.9%	19.5%	16.3%	9.1%
運動精子総数	3,900	1,240	2,020	490	800	600
順位	–	4番	2番	7番	5番	6番
前周期からの追加事項	–	禁煙	減酒･規則正しい生活･運動･自転車△･長風呂✕	サプリ･AGA薬✕	鍼灸院	トランクス

トランクスを履き始めて約１ヶ月、主人にとってはそこまでの変化はないことが分かりました。

【追加検証】禁欲期間で結果が変わる？

前述の結果から分かるように、主人の場合は生活習慣だけでは大きな改善は見られませんでした。

ただそんな時インスタグラムである情報を発見・・・！

「私の旦那は禁欲期間を長くとることで所見が少し改善した」というもの。

男性不妊改善『精液量』がキーポイント

当時通院していた医師から、精液検査の所見は掛け算だとよく言われていました。

どういうことかというと、不妊治療において重要となってくるのが「運動精子総数」です。

この運動精子総数は下記の計算式で求められます。

運動精子総数　＝　精液量（ｍｌ）×精子濃度×精子運動率（％）

この掛ける項目のどれか一つでも改善すれば大きく所見は変わってくるという話でした。

この話を聞いて単純な私たち夫婦は「量が増えればいいんだ！」と思い、独断で禁欲期間を延ばしてみることにしました。

禁欲期間を長くとることで精子所見が大幅に改善！！

その気になる結果はこちら！

	WHO 下限値	4/13	7/19	8/17	9/14	10/9	10/21	12/16
目的	–	精液検査	人工授精	人工授精	人工授精	精液検査	人工授精	採卵
精液量(ml)	1.5	1.2	1.2	1.2	1.2	1.5	2.4	1.9
運動精子濃度	–	1,000	1,700	400	600	400	1,400	700
精子濃度	1,500	5,100	4,700	2,100	4,100	4,400	3,500	3,800
運動率	40.0%	20.3%	35.9%	19.5%	16.3%	9.1%	40.0%	18.4%
運動精子総数	3,900	1,240	2,020	490	800	600	3,360	1,330
順位	–	4番	2番	7番	5番	6番	1番	3番
禁欲期間	–	1日	2日	1.5日	2日	–	5日	8日
前周期からの追加事項	–	禁煙	減酒･規則正しい生活･運動･自転車△･長風呂✕	サプリ･AGA薬✕	鍼灸院	トランクス

結果は一目瞭然！

精液量が大幅にアップ、それに伴い運動性精子総数も数値の改善が見られました。

精子濃度や運動率の改善は見られませんでしたが、精液量が増えたことで前述の計算式通り運動精子総数が増えた結果となりました。

ただ禁欲期間を延ばしてから２度しか精液検査を受けていないため、偶然ということも考えられますが今までの経過から見ても精液量が増えたのは紛れもない事実かなと考えています。

ちなみに禁欲期間は長ければ長いほど良いというわけではなく、禁欲期間が７日以上になると運動率が低下するとう報告もあります。

禁欲期間調整後２回目の検査では長くとりすぎた為少し所見が悪くなったと私たち夫婦は考えており、主人にとっては５日位がベストだったのかな？思いました。

またサプリを始めてからちょうど３ヶ月後にあたる月だったので、サプリ効果もあったのか？と考えています！

よくある質問【Ｑ＆Ａ】

ここでは精液検査に関してのよくある質問に答えていきます！

自宅採精と院内採精に違いはある？

実際に病院で質問してみたところ、「自宅採精も院内採精でも特に関係ないからどっちでも良い」と言われました。

ただ本当にそうなのか、実際に調べてみました！

我が家は「精子無力症」の男性不妊のため、なんとなく良い気がするということで少しでも良い結果を期待して【院内採精】をずっと続けていました。

ただ１度だけ自宅採精を行ったときがあったので比較してみましょう。

	WHO 下限値	4/13	7/19	8/17	9/14	10/9	10/21	12/16
目的	–	精液検査	人工授精	人工授精	人工授精	精液検査	人工授精	体外受精
精液量(ml)	1.5	1.2	1.2	1.2	1.2	1.5	2.4	1.9
運動精子濃度	–	1,000	1,700	400	600	400	1,400	700
精子濃度	1,500	5,100	4,700	2,100	4,100	4,400	3,500	3,800
運動率	40.0%	20.3%	35.9%	19.5%	16.3%	9.1%	40.0%	18.4%
運動精子総数	3,900	1,240	2,020	490	800	600	3,360	1,330
順位	–	4番	2番	7番	5番	6番	1番	3番
禁欲期間	–	1日	2日	1.5日	3日	–	5日	8日
採精場所	–	院内	院内	院内	院内	自宅	院内	院内
前周期からの追加事項	–	禁煙	減酒･規則正しい生活･運動･自転車△･長風呂✕	サプリ･AGA薬✕	鍼灸院	トランクス

ご覧の通り特に大きな違いはありませんでした。

そこまで自宅採精だからといって不安に感じることはないのかなと思います。

まとめ【１番効果があったのはサプリと禁欲】

今回巷で言われている「精子力改善法」を全て試してきました。

私の主人の場合は【禁欲期間の調整】と【サプリの服用】が大きな改善に繋がりました。

ただこれも計７回のみの検査結果から出した「私たち夫婦の答え」であって、必ずしも全ての人に当てはまるわけではありません。

ですので、あくまでの一つの例として参考にしていただけると幸いです。

「精子無力症」などの男性不妊の原因は現在の医学では解明されていないことがほとんどです。

ストレス、食生活、体質など様々なことをいわれていますが結局の所は分からないのであれば、まずは試してみるのも良いのかも知れません。

今回ご紹介した全てを実践したとしても大きなお金がかかるものではないので、「やってみようかな？」と軽い気持ちで試してみてはいかがでしょうか？

主人が続けてきたサプリについてはこちらからどうぞ！