こんにちは、みみほこです!
精液検査や人工授精、体外受精で自宅採精した後採精カップを運ぶのって緊張しますよね。
採精カップはどういったことに気をつけれてもらえばいいの?
精液を運ぶ時どうやって運べばいいのかな?
おすすめの方法を教えて下さい!
今回はこういった疑問にお答えします。
この記事を書いている私は妊活歴2年、その内約1年半人工授精や体外・顕微受精などの不妊治療をしています。
本記事では、精液検査で選べる自宅採精と院内採精のちがい、自宅採精時採精カップを運ぶ時に気をつけるべきポイント2つと運搬に便利!おすすめグッズ5選をご紹介していきます!
精液検査とは 【人工授精・体外受精】
精液検査とは、不妊治療において不妊原因を特定する為の不妊検査や人工授精、体外受精(顕微授精)時に精子の所見を調べるために行われる検査です。
検査では精子の数や運動率、運動性能、形態などを調べることが可能です。
- 精液量
- 運動精子濃度
- 精子濃度
- 精子運動率
- 運動精子総数
- 正常形態精子率
精液検査の方法ですが、従来目視で測定されていたところ現在では精子運動解析装置(SMAS)が導入され細かい運動性能まで測定できるようになりました。
この各検査項目にはWHOが定めている基準下限値があり、その基準値に基づいて結果を判断、説明されることが多いです。
ただ精液所見は体調やストレスなどにより大きく変動するといわれており、複数回の検査が必要です。
WHO基準下限値
- 精液量 ・・・ 1.5ml
- 精子濃度 ・・・ 1500万/ml以上
- 精子運動率 ・・・ 40%以上
- 運動精子総数 ・・・ 3900万
この基準値についても近年「甘い基準値」だという指摘もあり、病院によって新たに基準値を設定しているところもあるようです。
もし所見が悪いと判断された場合、現在では大きく改善するような治療法は証明されていません。
「妊娠率」とは直接関係ないとうエビデンスもあったり複雑・・・
最初の病院はあまり気にしなくて良いと言われたけど、2つ目の病院では人工授精には運動精子総数3000万以上必要といわれたよ!
採精方法
採精方法には自宅採精と院内採精の2種類方法があります。
自宅採精(精液持参)
事前に受け取った採精カップ(採精容器)にご自宅などで採精した精液を入れ病院へ運ぶ方法です。
採精後2時間以内に提出するなど病院によっては諸条件が定められていますが、本人の付き添いは必要なく女性のみで受診できる利点があります。
院内採精(採精室)
その名の通り病院内に設置してある採精室で採精する方法です。
自宅採精に比べ持ち運び方に配慮する必要がないなど利点がありますが、慣れない環境でうまく採精できないといったこともあるようです。
現在コロナの影響で採精室の使用を中止している病院もあるみたい!
精液を持ち込む時に気をつけたいポイント2つ
では仕事などの理由で自宅採精となった場合どのようなことに気をつけて運べば良いのかポイント2つご紹介していきます!
時間
採精から長時間経過すると受精能力が低下するという報告があるようで多くの病院が提出までに時間制限を設けています。
その時間も様々で30分から60分以内と提示している病院もあれば、3時間以内なら問題ないと説明している病院もありました。
また、時間は重要ではなく温度さえ保たれていれば時間は関係ないとホームページに記載している病院もあり病院の対応も千差万別です。
主治医に確認することが大切だね!
温度
精子は温度変化に弱く、温度が高くても低くても運動率などに影響が出ると報告されていますので、適切な温度管理が必要です。
その気になる適切な保管温度ですが、人肌~常温といわれています。
夏場は直射日光に当たらない限り大丈夫だそうですが、冬場は特に注意が必要です。
では冷やしすぎず温めすぎないためにどういった対処ができるのか次の章で見ていきましょう!
採精カップ(精子)の運び方5選
今回20以上の病院のホームページから推奨されていた運び方をまとめてご紹介していきます!
1番は主治医の指示に従うことをお忘れなく!
ブラジャーの中
「えぇ!」と笑っちゃうかもしれませんが、大真面目です。
前述の通り人肌に近い温度の状態で持ち込む為に、胸元に忍ばせると良いと云われていました。
タオルで包む
採精後すぐに採精カップをタオルで包むことで、急激な温度の低下を防ぐことができるためいくつかのクリニックで推奨されていました。
保温バッグ
保温バッグを貸し出しをしているクリニックもあるようです。
保冷バッグの中で採精カップがズレないため、もしくは温度がさらに低下しないために採精カップをタオルに包んだ状態で保温バッグに入れることを勧めていたクリニックもありました。
スープジャー
意外と多かったのがスープジャーです。
特に魔法瓶型のスープジャーは温度変化が起きづらく、最小限の影響で済むと云われていました。
またスープジャー自体のサイズも採精カップより一回り大きいものが多く、問題なく入るので持ち運びに便利のようです。
ただ難点としてはあまりにサイズが丁度よいので採精カップが取り出しづらいこと。
注意点として、ハンカチなどで採精カップを包み、取り出し時はハンカチを掴んで取り出せば逆さまにならず水平のまま取り出せるとのことでした。
確かにこれなら暑い夏も寒い冬も外気温に影響されなさそう!
精液運搬用保温器SEED POD
自宅採精時に温度変化無くクリニックへ運べるよう開発されたのが、TENGAヘルスケアから販売されている精液運搬用保温器「SEED POD」です。
よくぞ開発してくれた!と言わんばかりの、とても便利な商品!
現在はネットストアだけでなく多くの病院やクリニックでも販売されているので安心してご使用いただけます。
採精カップは専用のものを!それも別売りで販売されているよ。
まとめ【心配なら院内採精!】
実は私の通院していた病院では「自宅採精でも院内採精でも特に変わらない方どちらでもいいよ」と言われていました。
ただ私の主人は「精子無力症」の男性不妊のため少しでも良い結果を出したいと主人自ら志願して【院内採精】を選択していました。
それが結果にどう影響があったのかは正直分かりません。
自宅採精の場合でもしっかりと対策さえすれば、院内採精と変わらない状態で病院まで持ち運ぶことが出来ますが「大丈夫かな?」と心配になってしまうくらいなら【院内採精】がおすすめです。
妊活においてストレスは大敵、少しでもストレス無く治療が勧められることを祈っています。